午後からターさんが落札したカーステレオを受け取りに我が家へ。その直後ミーさんもヨーさんにカートリッジを修理に出していたのを受け取って、やはり我が家に来訪。ターさんの亡くなられたご母堂にお悔やみを共に述べました。
さてオーディオ好きな3人。色々とくっちゃべっていましたが、ミーさんは我が家へ来て何か音楽を聴かなければ面白くないとばかりに
「何かかけてくれませんか?」
と来た。エー、面倒臭いから昨日聴いたシステムでかけることに。
最近我が家のオートグラフは調子がいい。まずはLPでワルター指揮、モーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」をかける。これ聴くのオイラも久し振りだなあ。ストリングスが幾ら音量を上げてもキツくならない。やっぱりこれ位ヌケが良くなくちゃね。音がワンワンして耳に来るようでは駄目なのです。
続いてCDでルチアーノ・パバロッティを聴く。この音源はミーさんはLPで持っているとの事。お互いに好きな歌手なので話に花が咲く。でもこの人の声量はホント凄いなあ。ここでターさんが帰られたので、ごそごそとCDの棚を漁る。出してきたのは10年ほど前戴いた中国製のCD。しかしこれがエラく音が良いのだ。
最初の1曲、エラとサッチモの「Summertime」を聴いてミーさんはビックリしたようだ。
「ウチにもこれを録音したLPは有るけど、こんなに音は良くない、でもそのLPだって好録音盤として定評が有るんだけどなあ。」
確かにミーさんの言うとおりで決してアナログLP盤は音は悪くないのだ。だけどこのCDはその上を行っている。
一般に音源が同じなら新たにマスターテープから制作し直しでもしない限り、CDの方がLPより良いなんて事は無い。それがこのCDはLPよりいいのだから呆れる。(笑)私はミーさんがもうとうにヨーさんの所で聴いていると思っていたのに意外だった。まあ、10年ほど前に新潟のIさんから戴いた物だが、言わばこれは私のコレクションの隠し球である。まだこのシリーズは他にもあるので何れお貸しすると言う事で納得して貰った。
まあ、これを見てもCDの音がLPより劣っている訳では無く。要するにCDにする工程に問題が有るのじゃ無いかと言う事だ。これは以前からターさんとよく話していた事だ。だとするとエンジニアの腕の問題、或いはCDを企画するプロデューサー辺りに考え方の問題が有るのでは無いかと推測する。いずれにしてももっとCDの音を良くしてちょ。使い勝手は遙かにCDの方がいいんだから。
Western Electric Soudと銘打っているだけにどれもこれもいい録音である。