すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

一人暮らし

 昨晩のテレビを見ていたら、新潟県湯沢町のリゾートマンションが最近好調な売れ行きだという。それもそのはず破格の値段だ。何せバブルの頃は2,000万円もしたマンションが今や10万〜50万くらいで買えるという。ホントかよと言いたいくらいだが、管理費が掛かるのでこれだけで済むという訳には行かない。にしてもとんでもなく安い。私が湯沢のN君とつきあい始めた頃は「東京都湯沢町」なんて看板が立っていたりして、まだ若干バブルの名残があったが、その頃でも価格はバブル当時の半分1,000万くらいで買えた。それが今やもっとお安く前記のお値段なんだから、ただもう驚くばかりだ。こりゃあもうほとんど只といってもいいくらいの価格だ。

 町としても住民が移り住んでくれる事は有り難い事だし、建物も荒れなくて済むから助かるだろう。確か湯沢町は電源交付金のお陰で財源が豊かであるから暮らしやすいはずだ。一方雇用の場が少ないから若年層の方にとっては必ずしもいい場所とも言えない。と言う事は定年退職した人や働かなくても食える人などにとっては格好の場所となる。

 昨晩の番組では嘗てリゾートマンションに憧れていたが、高嶺の花だったので買えなかった人が余生を過ごすのに買って、今やゴルフやスキー三昧の悠々自適の生活を送っている。また社長夫人も旦那さんが余りにうるさいので、息子にここのマンションを買って貰って別居し、これまた一人暮らしを満喫しているそうな。お金のある人ばかりではない。都会では暮らすにお金がかかるので居る所がなくなって、止むなくこちらに移り住み年金を当てにして何とかやっていく人や、父親から家を追い出されて居場所がなくなってこのマンションを買った若者も居る。

 共通して言えるのは一人暮らしという点だ。悠々自適の方もそうだが、家族と離れて生活している。そんなに一人暮らしがいいのかねえ?確かに誰にも煩わされずに生活したいというのは分かる。でもいくら惚れて結婚した女房殿であっても、長く一緒に暮らすと飽きてしまうのかねえ?オイラなんぞ女房殿は生まれてこの方いないし、一人暮らしも足かけ17年になる。十分一人暮らしを堪能した。寧ろ話し相手が欲しいくらいだ。一人暮らしも自分で動けるうちはまだいいが、動けなくなってから連れ合いに何とかしてくれと頼むようでは虫がいいし、格好悪い話だ。まあ結局はお互い日がな一日顔を突き合わせているのが飽きる原因なんでしょうな。ま、女房殿にとっては「亭主元気で留守がいい」でしょうし、亭主にとっては「鬼の居ぬ間の洗濯」なのかもしれない。いずれにしても飽きないように暮らすのがコツと言えるかも知れませんね。