すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オーバーな表現

 若い人の使う言葉にはやや辟易している私だが、その中に・・・過ぎると言う表現がある。例えば「美人過ぎる女性警官」「似合いすぎるコスチューム」など。何、そんなに美人なのか? どれどれ、写真見せてくれ。くわーっ、この程度で美人か。あんたらどんな基準で美人にしているんだ。これじゃ女性ならみんな美人て事になるじゃねえか。(失礼!)人に期待させといて、この程度じゃ詐欺だベ。

 

 えー、まあ斯様に美人の定義は難しく、また個人差が有りますが、私に言わせれば8割の方が美しいと感じれば、まあそうなんでしょうな。けれどこの「美人過ぎる」ってのは如何な物か。穿った見方をすれば、美人でいて悪いような感じさえ受ける。まあ、とにかく美人であってもなくても、やたらこの・・・過ぎるって表現を使われると耳障りですな。

 

 この・・・過ぎるって言う表現は例えば「アイツは頭が良すぎる」とか「この資料古すぎるよ」みたいな使い方はしても、上記のような使い方は普通しないだろう。名詞に直接付けて「美人過ぎる」「絶景過ぎる」だとか、どうも耳に馴染めない。

 

 この他にも「神・・・」なんて表現もある。例えば「課長、それは神対応でしたね」とか「彼の返事はまさしく神回答だ」みたいな言い方だ。何れも「適切な」とか「模範」を付けた言い方で表現出来るのだが、若い方の使い方は一つの言葉でどれにでも当てはまるような表現にしてしまうことだ。まあ、便利と言えば便利だが、日本語はもっと繊細な所を表現する言語なのだよ、キミィ。大体英語じゃ有るまいし、恐れ多くもやたら神様を登場させるな。有り難みが薄れるじゃねえか。(笑)

 

 とにかく余りに大袈裟で聞こえの良くない表現なのに、若い人達は直ぐに人が使うのを真似して使いたがる。困ったものだ。いつも言うようにもうこんな言い方はオーバーな表現と言うより「汚い表現」と言って差し支えないだろう。徒に芸能人の言い方を真似るばかりが能ではあるまい。もうちょっと常識的な表現を心がけて欲しいものだ。