すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

美空ひばり

 朝のテレビを見ると後はさして面白い番組が無かったので、音楽を聴くことにした。最近またMDプレイヤーをセッティングしたので、昔録音したMDを持ち出してきて聴いた。これは全曲美空ひばりです。え、すかんぴんが歌謡曲を聴くのかって? ハイ、聴くのです。別にアタシャ歌謡曲がジャズより格下なんて思っとりゃしませんよ、エエ。(ホントかな?)まあ、ヘッタクソな歌手やジャリ歌手はは聴きませんけどね。

 

 美空ひばりはいい。もう別格ですな。もうジャズから都々逸まで何でも歌える。アタシに言わせれば化け物、天才です。(アンタに言われなくたってみんな先刻ご承知だよ)ジャズなんて雪村いずみや最近ジャズを歌ってる某演歌歌手なんぞより余程上手いから困る。(笑)まあ、ジャズで言えばエラ・フィッツジェラルドみたいなもんだろう。

 

 久し振りにヒバリを70分間たっぷりと聴きました。その抜群の歌唱力、感情移入の凄さ。どれをとっても当代の歌手は叶いませんな。改めてこんな凄い歌手はもう出て来ないのではないかと思う。尤もひばりが活躍した時代も良かった。戦後の復興期から歌謡曲の全盛時代の中にいられたのだから。

 

 良い作詞、作曲家の先生方に巡り会えたのも良かったのだろう。ひばりの凄いのは自らの歌がまた作詞、作曲家を育てていることである。つまり互いに啓発しているのだ。作詞、作曲家の先生方もひばりに出会えたことで名作を物にしていると言えるのだ。今の時代、こう言う歌手がいてくれたら、こんなに音楽は衰退しなかったと思えるのだが・・・。

 

 ひばりは52歳で亡くなっているから、やはり早世と言うべきだろう。小さい頃から活躍したから、それなりの年齢になっていたと思ったら、そうでもないのである。私の好きなビリー・ホリデイと言い、天才は確かに早死にですね。でも考えようによっては彼女の歌唱の衰えたのを聴かずにすんだので、永遠の歌謡曲の女王として今でも我々は尊敬し、彼女の歌を堪能出来るのです。

 

 と言う訳でたまには日本の歌も聴いてみる物ですね。あ、因みに私、演歌も決して嫌いじゃありません。要するに良い歌だったら何でもいいんですね。

 

折角だからひばりの歌をどうぞ。


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