すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

そらあかんがな

 町内の副会長を務めるセーさんが祭りのことで相談しにやって来たが、その時私があげた年越し蕎麦の話になった。彼曰く

「あのさあ、今年も蕎麦が5cmくらいの切れ切れになったんだけど、これって茹で方が拙かったのかな?」

「え、どんな茹で方をしたの?」

「どんなって蕎麦をザーッと入れて2分くらい茹でたんだけど、くっつかないように箸でかき回してほぐしたんだけど。」

「ザーッとって全部一度に入れたの?」

「うん、去年もそうやったもん。」

「アチャー、そりゃあかんがな。(おめえは関西人か?)五人前を一度に入れて、しかも2分も茹でて箸でかき回すってそりゃあ切れますがな。前に教えたでしょ。三回くらいに分けて茹でろって。そして茹で時間は大体一分前後くらいだよ。沸騰したお湯に入れるんだから温度が一時下がっても直ぐにそれだと回復するから2分も茹でなくていい。大体蕎麦を入れる時にほぐしながら入れれば箸でなんかかき回す必要は無いんだよ。う~、そりゃあ細切れになるわけだ。あのね、そう言えば明けたから一昨年になるけど、マーさんにやったら同じ様な茹で方をしたのでやはり切れ切れになったそうだよ。全くどいつもこいつも蕎麦の茹で方を知らん奴ちゃ。折角人が美味い蕎麦をあげても何にもならんがな」

と私は一気にまくし立てた。セーさんにしてみたら我が家で食べる時は切れ切れになっていないから何で?と思ったのだろう。

 

 セーさんは布海苔蕎麦が嫌いで私の打つ小麦粉と蕎麦粉だけで打つ普通の二八蕎麦が好きだと言っていたので毎年上げていたのに、いつの間にか茹で方を忘れちゃったのね。コラッ、それでは蕎麦通とは言えねえぞ。今年の年越し蕎麦の話をするのは気が早すぎるけど忘れないようにオイラみたいにメモして壁に貼っておきなされ。(笑)