すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ボケちまったぜ

 余り蕎麦を打たないでいると腕が鈍るので(腕が鈍るたってそれほどの腕かい――ウルサイ)久し振りに蕎麦を打った。ところが中に入れる水の量をどう勘違いしたか、いつもの倍の量にしてしまった。この時自分でも「あれ、何だか水の量が多いような感じがするが、まあ打つ蕎麦の量の半分なんだから、これでいい筈だ」と思ってしまった。

 

 後から考えるとどうもこの時エライ勘違いをしていて蕎麦粉+小麦粉の量を1kgと思っていたらしい。そして打ち始めたが、粉と水の量を加減しながら打っていた。さて、3回目の加水の時まだ沢山水があるからと思って少しドバッと入れてしまった。そうしたら流石に入れすぎで粉がネバネバしてしまった。

 

 この時初めて持って来た水の量が間違っていたことに気付く。しかし後の祭りで、どんなに蕎麦粉を練り転がしても簡単にこのネバネバは直りゃしませんよ。そこで止む無く蕎麦粉の追加と相成る。こうなるともうしっちゃかめっちゃかで水廻しもへったくれも無いことになってしまった。あとはひたすら適当な固さになるまで蕎麦粉を加えたり、こねたりの繰り返しになってしまった。

 

 まあ、まだ少し柔らかいが取り敢えず麺棒なんかにはくっつかないようだから延ばしに入る。柔らかいから幾らでも伸びて楽なんだけど、かなり薄くしたせいか、ちょっと切れた所が出て来た。危ない、危ない。この辺で止めておこう。まあ、経験を積んだだけに何とか誤魔化すのは上手くなったわい。

 

 5人前打ったので一人では食べきれない。そこで半分くらい誰かに助けて貰おうと蕎麦を持って外へ出た所、折良く町内のKさんがやって来た。そうだ、この人にはまだうちの蕎麦をやったことが無かったっけ。そこで

「え~、Kさん、蕎麦は好き?」

「ん? ああ、大好きだけど・・・。」

「今、蕎麦を打ったんだけど、ちょっと今日は水の量を勘違いしてしまって失敗しちまったんだけど貰ってくれるかなあ。」

「あ?自分で打ったの?そりゃあ凄い。戴きますよ。」

「そうかい、そりゃあ良かった。あ、茹でる際は沸騰したお湯に入れ、蕎麦が浮き上がってきてから45秒ほどしたら上げて下さい。それから一度に全部蕎麦を投入しないで半分に分けて茹でて下さい。以上成功を祈りますが、ノークレーム、ノーリターンでお願いします。(オークションの出品者みたいな事を言っている)」

 

 ウヒヒ、渡してしまえばこっちのもんだ。あー、食べ物は決して粗末にしないように。まあ、散々予防線を張って置いたし、只なんだから文句を言ってきてもアタシャ聞く耳持ちませんよ。(ヒドイ!)それにしても最近熟々ボケたなあと思う。エー、次はどんな事でボケをかますことやら、今から戦々恐々としています。(笑)